土地を購入して、建物を建築する際に、
大事なルールや制限はたくさんあります。
その一つに、建ぺい率と容積率というものがあります。
◎建ぺい率とは、
その敷地に建てられる建築面積の割合のことです。
所有している土地に、自由にぎりぎりまで建物を建てることは、
防火面や、住環境の面から望ましくありません。
そこで、その土地ごとに建ぺい率が設定されており、その範囲内で建築を行う必要があります。
例えば、建ぺい率が70%と設定されている100㎡の土地の場合
100㎡×70%=70㎡
70㎡分までは敷地内に建築面積をとることができます。
◎容積率とは、
その敷地に建てられる延べ面積の割合のことです。
市街地の環境保護を図るため、延べ面積の制限もあります。
容積率から、多くの場合は何階建まで可能かどうか判断することができます。
例えば、容積率が200%と設定されている100㎡の土地の場合
100㎡×200%=200㎡
200㎡分までは敷地内に延べ面積をとることができます。
但し、上記土地の建ぺい率が70%の場合
1階部分の面積を上限の70㎡とすると
3階建てにした場合70㎡×3階=210㎡となります。
これだと容積率オーバーになります。
建ぺい率も容積率もどちらも制限内にする必要がありますので、
例えば階数を減らす、3階部分の面積を減らす、
もしくは1階部分の建築面積を減らす、
など工夫が必要になります。
また、この建ぺい率・容積率は、地域ごとに変化をします。
防火地域内に耐火建築物を建てる場合や角地の場合など…
条件によって制限が変わることもありますので、確認が必要です。
土地にどのくらいの規模の建物を建てられるのかによって、土地の価値も変わりますよね。
土地や建物の販売情報に必ず記載されていますので、要チェックです!
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有限会社躍進興業(FPの不動産屋さん)
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