建物状況調査(インスペクション)
という言葉を知っていますか?
建物は年数がたつにつれて、劣化が始まっていきます。
家の売買をする際、その建物がどんな状態なのかというのは、売主にとっても、買主にとっても大切なことです。
購入して引渡し後に、欠陥が発覚するなんてこともありえます。
そうなると、どこまでお互いが知っていたのかというトラブルになる可能性もあるのです。
そこで近年、建物状況調査(インスペクション)を行い、
建物の状況を確認した上で売買を行うケースも増えてきています。
トラブルなく、また双方が納得して売買をするためにも、とても重要な作業だと思います。
●建物状況調査(インスペクション)とは?
一定資格を有する専門の検査員が、国が定めた基準に準じ目視・計測等により行う調査。
〈調査内容〉
・構造耐力上主要な部分の調査(柱や梁の腐食がないか・基礎の劣化など)
・雨水の浸入を防止する部分の調査(屋根裏の劣化状況・外壁の状況など)
しかし、検査はあくまで検査可能な範囲における住宅の状態を確認するためのものです。
その住宅に瑕疵が存在しないことや建築基準法等法令への遵法性を保証するものではありませんので注意してください。
そのため、インスペクションは、
メンテナンス箇所の「見える化」の手段として考えるとよいでしょう。
指摘箇所があったからといって欠陥ということではありません。
100点満点の完璧な住宅は少ない中で、
そういった指摘部分をどうメンテナンスしたり、どう許容していくか、という建物との付き合い方が必要です。
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